投稿一覧

  • 2025年9月11日
  • 2025年9月11日

子供の美容整形は正しいか—美容整形が子供にとって魅力的な理由—

最近、子供が美容整形の手術を受ける例が増えているという。 美容整形の医師によると、「整形の低年齢化がここ数年で進んでいて、小学校高学年くらいから整形を考える子どもが増えている」らしい。そして、実際に、「脱毛」、「脇のにおい」、「唇をM字の形にする」といった施術が事例としては多いという。他にも、二重整形や涙袋の形成をする人もいるとのことだ。[1] 前提として、大人が整形することは、個人の自由であると […]

  • 2025年9月8日

コンプレックスを生み出す自分の価値観を変えることはできるか?

人にはコンプレックスがある。ない人もいるかもしれないが、多くはある。そして、どうにかして、コンプレックスを克服し、解消したいと望む。 たとえば、自分の顔にコンプレックがあるとして、そのコンプレックスを解消するには、二つの方法がある。 自分の顔を変えるか、コンプレックスを感じる自分を変えるか、である。 前者は、顔にコンプレックスを感じる自分の価値観は変わっていない。変わったのは自分の顔で、コンプレッ […]

  • 2025年9月6日
  • 2025年9月6日

「誰が言うのか」が大事な理由

何かを話すときに、「誰が言うのか」が大事であるとよく言われる。 それに対して、「誰」が言うのかは大事ではない。「何」を言うのかが大事である。「誰」が言うのかを重視することは、人によって言うことを聞いたり聞かなかったりするということで、それはよくないことだ、と言われたりもする。 今回は、話をする上で、なぜ「誰が言うのか」が極めて重要であるのかの理由を論じたいと思う。   論理的内容と感情的 […]

  • 2025年9月5日
  • 2025年9月5日

『20歳の自分に伝えたい 知的生活のすゝめ』のまとめ、批評 —知性・教養の価値とは—

齋藤孝著『20歳の自分に伝えたい 知的生活のすゝめ』は、知性や教養が軽視されがちな現代において、いわゆるインテリ層に限らず、幅広い人々に、知性的に生きること、教養をもつことをすすめている。 この記事では、本書について、以下のような観点から内容をまとめ、批評を行う。 ・知的な生活とは何か? ・知的な生活の何がいいのか? ・なぜ反知性的な考えが良くないのか? ・そもそも知的になれるのか?   […]

  • 2025年8月23日
  • 2025年8月23日

根拠のない自信は必要なのか?

根拠のない自信が大事だとよく言われる。それは、本当なのか。 根拠のない自信が与えるメリットとデメリットを比較し、根拠のない自信と、自分を信用しないことの使い分けが必要であることを述べる。   根拠のない自信がなぜ必要か? 根拠がない自信とは 自信に根拠がないということは、その自信は理由もなく、無から湧いているということである。これが重要である。 新しい挑戦をするとき まず、新しいことに挑 […]

  • 2025年8月22日
  • 2025年8月23日

夏目漱石の個人主義について—『私の個人主義』を読む—

『私の個人主義』はどんな本か? 概要 『私の個人主義』は、夏目漱石が行った講演をまとめたものであるため、短く、口語調で読みやすい。 また、漱石の小噺や軽妙な語りが面白い。 反面、本題に入るまで長かったり、脱線があるため、評論として読むとじれったいかもしれない。 論の内容はシンプルでわかりやすく、腑に落ちる。現代的テーマでもある。 おすすめする人 ・漱石が好きで、漱石の語りを読みたい人 ・漱石の苦悩 […]

  • 2025年8月16日
  • 2025年8月22日

祭りの風情について考える

祭りを見た。 夜、提灯と神輿の灯りに照らされて、祭囃子の音に合わせて、法被を着た老若男女が踊る。それを、浴衣姿の人々が眺めている。 そこには、なんともいえない風情があった。その風情とは、何なのか。祭りにはなぜ風情があるのかを考える。   祭りという舞台装置 考えるにあたって、祭りというものを一つの舞台として捉える。そして、それを成立させている装置=要素に分解することで、祭りの風情を考える […]

  • 2025年8月11日
  • 2025年8月11日

AIによる要約のメリットとデメリットを考える

昨今、AIの能力の進化が凄まじい。すでに汎用AIとして、様々な分野に使われているが、特に身近な利用例は、要約機能だろう。Webサイトから、PDFから、動画に至るまで、あらゆるものを要約して、まとめてくれる。非常に便利なツールである。 だが同時に、次のような疑問も生じる。 ・なぜ、長い情報を短くまとめるとわかりやすくなるのか。 ・短くまとめることで、削られ、失われるものは何なのか。これは、特に、文学 […]

  • 2025年8月10日
  • 2025年8月10日

左派がダブルスタンダードになる理由と精神構造の分析

この記事では、まともではない左派に典型的なダブルスタンダードを許容する精神構造について分析する。 なお、この記事では、昨今問題になっている、まともではない=非理性的な左派について扱う。思想としての左派とは別である。   極左傾化する原因とは まず、そもそもなぜ非理性的な主張をする左派になるのかについて分析する。 怒りの感情 極端な左派、たとえば、極端なフェミニズムやビーガン、環境活動家な […]

  • 2025年8月9日
  • 2025年8月8日

明るく健全な精神を保ちながら、人格的に深まるために

精神の開放性と健全性 水は溜まると腐る。流れがあるから、綺麗なままでいられる。 同じように人も、何かに囚われ、そこから抜け出せなくなると、澱んでいき、鬱屈する。そして、人格的には健全さを失い、腐っていく。 たとえば、勉強に取り憑かれたガリ勉は、大抵、性格も暗く、捻くれる。恋人に依存する人間は、メンヘラになる。楽しみのない主婦は、夫を憎むようになる。 ということは、人間が健全でいるためには、適度な開 […]