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現代社会分析

  • 2026年1月11日
  • 2026年1月11日

「老害」という言葉は、単なる高齢者蔑視の言葉に変わろうとしているのか

「老害」という言葉がある。 この言葉の賛否は分かれるが、元来は、社会的にポジティブな要素も含んだ言葉である。 だが、徐々に言葉の意味が変化することで、老害という言葉がネガティブな意味しかもたないようになってしまうのではないか。このことについて考える。   従来のポジティブな「老害」という言葉の使われ方 元来の「老害」という言葉は、そもそもどういう概念なのか。 老害という概念があてはまる対 […]

  • 2026年1月9日
  • 2026年1月9日

アメリカのベネズエラ攻撃は、正義を死語とするのか

2026年1月3日、アメリカはベネズエラを攻撃し、ベネズエラ大統領夫妻を拘束し、アメリカに移送した。 この衝撃的な出来事を通して考えてみたいのは、この件が、正義という理念の形骸化を新たなフェーズに進めたのではないかということである。 言い換えれば、国際政治の場がより露骨に、剥き出しの弱肉強食の原理で動き出したのではないかということである。   前提情報 アメリカの今回の行動に対する善悪の […]

  • 2025年12月6日
  • 2025年12月6日

中田敦彦氏の動画『高市首相と中国・台湾』の問題点【批評】

11月30日、お笑い芸人でYouTuberの中田敦彦氏が、高市首相が台湾有事に伴う存立危機事態の可能性を発言した件について、動画を出した。[1](動画リンク) 動画を観たところ、その内容について、疑問をもたざるをえなかった。具体的には、 ①中田氏のスタンスが動画内でブレているのではないか? ②中田氏の主張には偏りがあるのではないか? という点である。 そこで、本記事では、この中田氏の動画について、 […]

  • 2025年12月2日
  • 2025年12月2日

中国外交部大喜利から、笑いと政治批判について考える

ここ数ヶ月間、中国の外交部が日本に対して、脅しのような声明文を、威圧的なフォーマットを使って、X上に発表している。 これに対して、ネット上では、このフォーマットを使って大喜利をするという現象が起き、にわかに盛り上がりを見せている。そのためのツールまで登場しているほどだ。[1]     このように、政治的緊張が、笑いのネタにされたり、風刺されたりすることは、歴史上何度もみられたこ […]

  • 2025年11月30日
  • 2025年11月30日

マックの新しいフタの導入に対する反応から、環境問題に対する感情を読み解く

マクドナルドが、紙ストローの廃止と、ストローなしで飲める新しい蓋の導入を発表した。 この件に対する人々の反応を分析することで、世の中の環境配慮やSDGsに対する感情(ポジティブかネガティブか)を考察する。   目的 今回の紙ストローの廃止と、新しい蓋の導入は、紙ストローが嫌だった人にとっては、悪くないことだろう。かつ、どうしてもストローで飲む必要がある人は、少数派であろう。ゆえに、環境配 […]

  • 2025年10月28日
  • 2025年10月28日

時代を分析するツール・手法について考える

現代がどのような時代なのかを理解することは重要である。それを知ることで、時代に流されることも、時代に逆行することもなくなるからだ。 まず、時代に流されないようにすることは重要だ。戦争前や戦時中の時代がもっとも顕著だが、時代に流され、時代の肯定する価値観に身を投じることは、倫理的にも、個人の利益にとっても最悪な選択となりうる。 また、時代と逆行しすぎることも避ける必要がある。その時代の流れは、いわば […]

  • 2025年10月9日
  • 2025年10月26日

高市氏への「支持率下げてやる」発言における、偏向報道の可能性を分析する

高市氏へ時事通信社のカメラマンらが「支持率下げてやる」や「支持率下げるような写真しか出さねえぞ」などの発言した件について、感情を排除し、客観的に分析する。[1]   結論: 意図の主体 問題の程度 可能性の度合い 意図していない=単なる愚痴・冗談 大した問題じゃない ありうる 記者個人 問題 安牌な推測 会社全体 大問題 否定はできない メディア全体 超大問題 他の証拠がいる   […]

  • 2025年10月8日
  • 2025年10月26日

高市氏の「ワークライフバランスを捨てる」発言への的外れな批判はなぜ起きるのか—読解力について考える—

先日、新しい自民党総裁に就任した高市早苗氏が、自民党議員の前での演説をした際の発言が、一部から批判を浴びた。 高市氏は、「全員に働いていただきます。馬車馬のように働いていただきます」「私自身も、ワークライフバランスという言葉を捨てます」という発言をした。[1] これに対して、「ワークライフバランスを捨てるとは何事か」、「人間は馬ではない」、というような趣旨の批判をする政治家やメディアがいた。 昨今 […]

  • 2025年10月6日

コンディションの対概念として「フレーム」という言葉を作ってみた

コンディションという言葉がある。この言葉は便利で、よく使われる。だが、コンディションが良い悪いというならば、そのコンディションのもととなっている本来の実力のようなものがあるはずだ。だが、その言葉は、多分存在していないし、あまり考えられてもいない。 この記事では、コンディションと、その対になる概念について考えたい。   コンディションとは何か そもそもコンディションとは、「今日は身体のコン […]

  • 2025年10月4日
  • 2025年10月24日

胡蝶しのぶの死亡から考える—なぜ工夫するキャラは生き残れないか—

『劇場版「鬼滅の刃」 無限城編 第一章猗窩座再来』にて、蟲柱である胡蝶しのぶが、上弦の二の鬼、童磨に殺された。 しかも、かなりあっさりと殺されてしまったように思える。胡蝶と童磨の実力差はかなりあったように思え、胡蝶は、童磨相手に、最後に一矢報いるも、ほとんどノーチャンスだったといっていいだろう。 いくら上弦の二が強力だからといって、胡蝶がこのように殺されてしまうのは、かわいそうに思える。また、他の […]