よく、日本人は、人を判断する際に、その人の思想と人格を切り離して考えることができないと言われる。
だが、どうやら、それは、日本人だけではないようだ。
なんなら、アメリカの方が、その傾向があるとすらいえるデータがある。

https://www.apa.org/pubs/reports/stress-in-america/2024/2024-stress-in-america-full-report.pdf
このデータによると、
・半分の人が社会的・政治的話題の緊張が、人との関わりを躊躇わせる
・28%の人が、政治的意見の異なる人とは、共通するものがない
・46%の人が、同じ政治的意見でない人と、付き合わない
と答えたらしい。
他にも、政治的主張の違いによって、
・家族間でトラブルになった
・家族・親戚と絶縁した
というデータが提示されている。
これらのデータが正しいとすると、アメリカ人もまた、思想と人格の切り離しができないようである。
アメリカが、他民族国家であり、さまざまな国の人を含んでいることを考えると、これはもはや、人間そのものが、思想と人格の切り離しが苦手なのではないかとすら思える。
しかし、よく考えてみたら、政治的主張どころか、好きなスポーツチーム、アニメやアイドルで喧嘩しあうのが人間である。そう考えると、さもありなんといったところだろう。
日本とアメリカで違いがあるとしたら、
日本の場合:
衝突にならないようにする
アメリカの場合:
衝突を恐れない
といった感じだろうか。
個人的には、さほど親しくないなら、日本式で、衝突しないようにすればいいし、かなり親しいなら、自分のことをわかってもらった方がいいだろうから、衝突覚悟で、しっかり話した方がいいだろうと思う。
とりあえず、意見が違えば、熱くなるのは万国共通だとして、その意見での対立があったとしても、それで全部の関係性を終了させるのは、幼稚なように思える。
異なる意見であっても、協力できることはいくらでもある。
関係性の深さのレベルを巧みに調節しながら、さまざまな人と付き合っていくのが大人なのだろうと思う。
