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2022年6月

  • 2022年6月27日
  • 2023年2月3日

【古代ギリシア哲学4】ヘレクレイトス〜同じ河に二度と入ることはできない〜

今回は、有名な古代ギリシアの哲学者であるヘラクレイトスをみていく。ヘラクレイトスは、パルメニデスと対比されながら、その思想が後世に渡って参照され続けている哲学者だ。 そんなヘラクレイトスの考えた万物の原理とは、「火・戦い」である。この火や戦いとは一体なんなのか。以前の哲学者の原理であった、水や空気とどこが違うのか。それを紐解くと、そこには今までになかった世界観、世界の移り変わりへの捉え方がみられる […]

  • 2022年6月23日
  • 2023年11月19日

【古代ギリシア哲学3】ピタゴラス派〜輪廻転生と数学と哲学の交わり〜

前回は、最初の哲学者とされる人々であるイオニア学派を扱った。今回取り上げるのは、数学のピタゴラスの定理で有名な、ピタゴラスが開祖となったピタゴラス派だ。 ピタゴラス派について、まずはなぜ「派」というのかを軽く触れる。 次にピタゴラスの人物像、特に伝説的な逸話とピタゴラスが開祖となったピタゴラス教団について紹介する。 最後に、ピタゴラス派のもつ教義と、思想を紹介する。特に、なぜ彼らが数学を研究したの […]

  • 2022年6月19日
  • 2024年1月20日

【古代ギリシア哲学2】タレス、アナクシマンドロス、アナクシメネスのイオニア学派

この記事では、イオニア地方のミレトスで発展した思想とその思想家(タレス、アナクシマンドロス、アナクシメネス)を総称して、イオニア学派とします。これはミレトス派と同じ意味で、Ionian schoolの訳です。 前回の【古代ギリシア哲学1】で述べたように、哲学とは何かについては、議論が尽きない。しかし、哲学はいつ、誰によって始められたのかという問いについては、答えの一応の一致をみている。 それは、紀 […]

  • 2022年6月16日
  • 2023年1月22日

【古代ギリシア哲学1】哲学の始まり、哲学とは何か

哲学は古代ギリシアにおいて初めて誕生し、そこで高度な発展を遂げた。この到達点は、二千数百年たった現代でも繰り返し振り返られ続けている。哲学者と呼ばれる人間にとって、古代ギリシアの哲学は基礎的な前提知識であると同時に、批判や深化の対象として思想の尽きぬ源泉となっている。 そのような、古びることなく輝き続ける哲学の原点を探求していく。   哲学とはなにか? 哲学の始まりを問うためには、哲学と […]