根拠のない自信が大事だとよく言われる。それは、本当なのか。
根拠のない自信が与えるメリットとデメリットを比較し、根拠のない自信と、自分を信用しないことの使い分けが必要であることを述べる。
根拠のない自信がなぜ必要か?
根拠がない自信とは
自信に根拠がないということは、その自信は理由もなく、無から湧いているということである。これが重要である。
新しい挑戦をするとき
まず、新しいことに挑戦するのに重要である。
なぜなら、新しいこととは、自分がやったことがないことであり、成功体験もない。つまり、根拠のある自信を持ちようがない。すなわち、自信がない=不安になる。不安であれば、尻込みすることになるかもしれない。その結果、チャレンジをためらうかもしれない。
もし、根拠のない自信をもっていれば、初めてのことに対しても、自信をもって、挑戦できるだろう。
失敗したとき
次に、失敗したときに重要である。
失敗したら、普通、自信を失う。前にやってうまくいかなかったという前例=根拠ができてしまうからだ。つまり、根拠のある自信は、根拠のある不安へと変化してしまうことがある。
根拠のない自信があれば、その失敗が不安へと変化するのを防ぐ、あるいは軽減できるだろう。そして、最終的にはうまくできるはずだ、と思えるようになるだろう。
なぜ必要かのまとめ
このように、根拠のない自信は、行動を起こさせてくれる。なぜなら、根拠のない自信は、「きっとうまくいくだろう」という楽観的な見方をもたらしてくれるからである。つまり、行動の結果の成功を、無根拠に信じられるようにしてくれるのである。
根拠のない自信の問題点
根拠のない自信には、問題点もある。
根拠のない自信は、うまくいくだろうと思わせてくれるため、行動を起こさせてくれる。
だが、当然、うまくいくためには、それなりの努力をしなければならない。この努力を、根拠のない自信が阻んでしまうことがある。
たとえば、「ダイエットをしたい」と思ったとする。
このとき、自分に根拠のない自信があれば、「きっとうまくいくだろう」と考え、スムーズにダイエットを始められる。それはいいのだが、結果を楽観視するあまり、多少運動をさぼったり、食べすぎたりしても、結果、痩せられるだろうと考えてしまうことになる。
その結果、目標を達成できないということになる。
つまり、根拠のない自信には、成功を楽観視させすぎて、努力を怠らせてしまうという問題点があるのだ。
自分の結果を信じつつ、努力を信じない
根拠のない自信は、結果を楽観視させてくれる。これは大事だ。だが、同時に、結果を出すための努力も必要だ。この努力は、結果の楽観視とは違い、きっちりと行う必要がある。
つまり、結果に対しては、あまり悩まず、楽観的に、うまくいくだろうと考える必要がある。これに対して、努力は、サボることなく、厳密に、しっかり行う必要がある。
この両者が相反しているのだ。
では、どうすればいいのか。
結果に対してと、努力に対しては、相反する考えが必要だ。であるならば、自分の努力に対しては、結果に対してと反対に、自信をもたないことが必要である。つまり、自分が努力をすることに自信をもたない、もっと言えば、信用しないことが重要だ。
自分が努力をすることを信用しない。となると、自分に努力をさせる必要がある。自分に自分で強制的に努力をさせるのである。そのやり方は、人によって異なるだろうが、過去、自分が努力させられたときの経験が生きるだろう。
まとめ
根拠のない自信は、結果の成功を楽観視させるために必要だ。だが、努力を怠らせることがある。ゆえに、自分が努力することに対して自信をもつべきではない。