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エッセイ

  • 2025年9月30日

努力を最小限にし、最適化させる「戦略」について

目的を達成するためには、努力をして自分の実力を向上させる必要がある。 それと同じように重要なのが、努力を最適化し、最小限化する戦略である。   努力と実力向上 何らかの目的を達成するには、その目的を達成するために必要な実力を得る必要がある。そのためには、努力が必要である。 試験に受かるためには勉強する必要があるし、スポーツの大会で勝つには練習する必要がある。   相対的な実力と […]

  • 2025年9月28日

なぜ若者は「尖る」のか—若者の他者否定と自己否定について—

若者は尖りがちだと言われる。 そもそも、「尖る」とは何のか、なぜ若者は尖るのか、そして、どのように尖ること、他者を否定することで、成長・成熟するのか、について論じる。   尖るとは何か まず、尖るとは何か。それをざっくり言語化する。尖るとは、概ね、安易に大衆に迎合しない姿勢であり、突き詰めると、他者を否定しがちな精神であるといえるだろう。 「尖る」のイメージとして、「俺は他の奴らとは違う […]

  • 2025年9月27日
  • 2025年9月27日

イチローの「叱ることすら難しい今の世の中、自分で反省や努力できない人が更に生きづらくなり差が広がる」という発言について分析する

元野球選手のイチローが、「叱ることすら難しい今の世の中、自分で反省や努力できない人が更に生きづらくなり差が広がる」といった発言をした。[1] この発言の趣旨は、昔であれば、監督的立場の人が、叱ってくれたから、自分で自分を律することができなくても、強制的に努力することができた。だが、今は叱ってくれる人がいないので、自分で自分を律して、努力しなければいけない。そうなると、それができる人とできない人で差 […]

  • 2025年9月26日
  • 2025年9月26日

芸人はなぜ素人を見下すかを分析する—実力とステータスの違い—

最近、芸人のチョコレートプラネット・松尾駿が、「素人はSNSをやるな」と発言し、炎上した。[1] 発言の真意はともかく、この発言をだけを切り取ると、あたかも芸能人が一般人を見下しているかのようにとれる発言だろう。 しかし、そもそも、今回の件に限らず、過去、多くの芸人が、「素人」を見下したような発言をしており、この一件だけが特別なわけではない。 では、そもそも、なぜ芸人は「素人」を見下すのか?につい […]

  • 2025年9月25日
  • 2025年9月25日

嫌な人との関係を成長のための道具とすることについて

人間、居心地のいいところにいては、成長しない。居心地の悪いところで挑戦してこそ、成長する。 このようなことを言う人は多い。確かに、その通りなところもあるだろう。 この言葉における居心地の悪さとは、主にハードな環境、特に要求の高い環境を指しているのだろうが、これは、人間関係についても当てはまると思う。つまり、嫌な人との関係が、自分を成長させることもあるのではないか、と思う。 そこで、自分にとって嫌な […]

  • 2025年9月24日
  • 2025年9月24日

散々批判されていた万博が、なぜ今人気なのかを考える

現在、大阪で、万博が開催されている。累計来場者数は2000万人を超え、連日混雑具合が話題となっている。[1] だが、そもそもこの万博は、開催される前、いくつもの問題を抱えていた。 ・昨年の3月にはメタンガスによる爆発事故が起き、今年の4月6日時点で、基準値を超えるメタンガスが検出された。 ・会場アクセスの悪さ ・先行販売チケットの売り上げ不振 ・建設費高騰により、当初の予算より1000億円以上の予 […]

  • 2025年9月23日
  • 2025年9月23日

失敗を恐れないメンタルを鍛えるためには、会話が一番有効である

チャレンジ精神や、失敗を恐れない心、あるいはメンタルの強さ、こういったものを欲する人は多い。だが、具体的にどうすれば、これらのものを手に入れられるか。それも、金と時間をかけずに。 その答えが、おそらく、会話なのではないか、と思う。以下、それを論じる。   メンタルを鍛える手段としての会話 手間がかからない なぜ、会話がメンタルを鍛える手段として優れているのか。 まず、会話するのは、簡単で […]

  • 2025年9月22日
  • 2025年9月22日

IQや偏差値と頭の良さについて—「頭がいい」とは何なのか—

IQや偏差値という概念がある。これは、人の頭の良さを測るとされる。あるいは、そうみなされている。 だが、それは本当なのか、それらの数字に意味があるか、考える。   IQや偏差値の通念 IQと偏差値(ここでは受験におけるもの)は全く違うものではあるが、世の中の認識としては、どちらも頭の良さを表す数値のようなものとしてみなされている。 それらの数値には、高低があり、高ければ良い、低ければ悪い […]

  • 2025年9月21日
  • 2025年9月21日

スポーツにおける挑発行為の是非と、相手へのリスペクトついて考える

スポーツにおいて、議論の絶えない問題がある。それは、挑発行為の是非である。 さまざまなスポーツで、リスペクトを重んじ、挑発行為などの非紳士的な行為を取り締まろうという動きがある。実際、そうした行為をした選手は、審判からのペナルティを受けたり、観客から非難を受けたりすることがある。 一方で、そういった取り締まりが厳しくなりすぎると、試合の盛り上がりに欠け、試合をつまらなくするという意見も根強い。 こ […]

  • 2025年9月19日
  • 2025年9月19日

デジタルからアナログへ。物理的な質感、手触りがもつ魅力とは?

フィルムカメラ、レコード、古着、喫茶店……。 いわゆる昭和レトロ的なものが流行った背景には、そのレトロさを画像として切り取って、SNSに上げるという極めて現代的な行為が原因としてあった。それに伴って、「エモい」という言葉も広まっていったように思える。 こうしたレトロさをSNSというデジタル空間内に転送することは、デジタル世界とアナログ世界を行き来する行為だといえるだろう。 ここには、昭和の時代にス […]