- 2024年6月12日
- 2024年10月8日
コスパ思考は罪か 【ウルトラ・ニッチ書評】
浜田寿人著『ウルトラ・ニッチ』を読んだ。実に興味深く、2時間ほどで読了してしまった。 この本において、特に気になったのは、p.160-178にかけて、そしてその後も言及される、コストパフォーマンスや安売りに対する批判である。 コスパという言葉はダサいので、なくすべきだという主張までなされている。(p.165) 本記事では、その著者の主張をもとに、コスパとは […]
浜田寿人著『ウルトラ・ニッチ』を読んだ。実に興味深く、2時間ほどで読了してしまった。 この本において、特に気になったのは、p.160-178にかけて、そしてその後も言及される、コストパフォーマンスや安売りに対する批判である。 コスパという言葉はダサいので、なくすべきだという主張までなされている。(p.165) 本記事では、その著者の主張をもとに、コスパとは […]
2024年公開の劇場版名探偵コナン『100万ドルの五稜星』の感想・批評をnoteにアップしました。 映画は、観ていて楽しかったですし、楽しませようという制作者の意図も伝わりました。 ただ、やはりストーリー的な問題点が多かった印象です。そのあたりの批評がメインになっています。 コナンの映画は毎年楽しみにしているので、その分内容が辛辣になったかもしれませんが、お許しください。
今回は、村田沙耶香著『コンビニ人間』について、考察したいと思う。 今回の考察のテーマは、「まとも」と「まとも」じゃないということについてである。言い換えれば、「正常」と「異常」である。このテーマは、この小説を読んだ人ならば、考えざるをえないものであるため、この小説の核心的なテーマであるといっていいだろう。 具体的には、「普通の人」がもっている「普通さ」とはいったい何なのか。そして、主人公は「異常」 […]