- 2024年1月31日
- 2024年5月8日
時間が早く過ぎる原因について考える
よく、「今年も1年あっという間だったね」といった言葉を聞く。「時間が経つのは早いね」という言葉も聞く。そして、年齢と時間の流れが関係しているということも聞く。それによると、年をとるほど体感時間が早くなるというのだ。では、年をとったから時間は早く流れるものだといって済ませてしまうのは癪に触る。どうすれば、「あっという間」をなくせるのか。どうすれば、しっかりその時間を過ごした感覚を得られるか。それを考 […]
よく、「今年も1年あっという間だったね」といった言葉を聞く。「時間が経つのは早いね」という言葉も聞く。そして、年齢と時間の流れが関係しているということも聞く。それによると、年をとるほど体感時間が早くなるというのだ。では、年をとったから時間は早く流れるものだといって済ませてしまうのは癪に触る。どうすれば、「あっという間」をなくせるのか。どうすれば、しっかりその時間を過ごした感覚を得られるか。それを考 […]
今回からは、プラトンについて扱っていく。プラトンは、哲学史上、おそらく最も重要な哲学者であり、「西洋哲学はプラトンの注釈である」(1-1)とまでいわれるほどである。 そんなプラトンの著作は25巻を超え(1-2)、分野も多岐にわたる。そして、そのそれぞれが後の哲学の原型となっている。そのため、西洋哲学の基盤といえるだろう。 今回はプラトンの導入編ということで、プラトンがどのような人物で、どのような人 […]
前回の記事はこちら↓ 集中とはなにかの基本的な分析 前回、集中についての基本的な分析を行なった。そこでは、集中状態が選択肢の排除であることを論じた。そして、選択肢の浮上は、集中の途切れであり、この状態が集中と対照的な迷いであるとした。今回はこの二つの概念がどういった価値をもつのか、集中すべきときと迷うべきときについて考える。 不可逆な選択 集中するということのプロセスは […]
今回は、集中することについて論じる。 「集中すること」は、今日的なテーマである。その原因としては、現代社会には集中を乱すような刺激が多いため、集中力を欠きやすいということが第一にあるだろう。それゆえに、集中力向上を求める人が多いことも事実だ。しかし、そもそも集中するとは一体どういうことなのかを改めて問う必要があると思う。 今回の記事においては、集中することとは一体何なのか、集中状態の典型例を用いて […]
哲学チャンネルはこちら! この記事は、前回の①の続きです。 ①はこちら! 「ちょっと」とは何か① 哲学チャンネルep.42-43 主観化された客観性としての「ちょっと」 これまでの議論で、以下のことが結論されました。 「ちょっと」と言うとき、それは文脈や感覚といった、コミュニケーションを行う双方に共通した前提を基準にする。その前提は過去のコミュニケーションの蓄積を基にしつつも、その発 […]
哲学チャンネルはこちら! 今回は、哲学カフェを実験的にやってみるということで、その題材として「ちょっと」とはなにかについて話しました。 「ちょっと」という言葉は、日常的によく使う言葉ですが、私は今までその意味を気に留めたことはありませんでした。 しかし考えてみると、同じ「ちょっと」でも、使い方によって「ちょっと」という言葉の意味がずいぶん異なることに気づきます。 「ちょっと待ってて」と「ちょっと難 […]