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2025年

  • 2025年2月6日
  • 2025年2月6日

人間関係の基礎論

この記事では、人間関係について考察する。 なぜ人間関係について考えるかというと、人間関係における遠近感、距離感に、私がしばしば混乱するからである。そこまで考える必要もなく、なんとなく適度な関係を結べる人は、このようなことを考えておく必要はないのだろう。しかし、おそらく哲学に興味をもつような人間は、日常のなんとなくで済ませている事柄をきちんと整理をしたがる傾向にあると思う。そういった、いわば、哲学的 […]

  • 2025年1月29日
  • 2025年2月3日

『これからの男の子たちへ』太田啓子著の批評2

『これからの男の子たちへ』太田啓子著の批評1のつづきである。 『これからの男の子たちへ』太田啓子著の批評1 疑問点 潔癖にしすぎることによる弊害 次の疑問点は、子供の世界を、クリーンにしすぎていいのかというものである。いわば、倫理的に潔癖にしすぎてはいないかということである。 本書において、男の子だからという理由で、問題行為を放置することが、有害な「男らしさ」につながるのではないか、という主張がな […]

  • 2025年1月28日
  • 2025年2月3日

『これからの男の子たちへ』太田啓子著の批評1

『これからの男の子たちへ』という本を読んだ。内容は、旧来のステレオタイプ的な「男らしさ」の価値観がもたらす弊害について論じられている。 論じられている内容は、どれも原理的に正しく、そうあるべきだと思えるような内容になっていると思う。一方で、その原理的な正しさゆえに、理想論的な要素があるように思えた。また、やや著者個人の主観性に傾いているようにも思えた。 以下、本書の賛同できる点と疑問点を論じる。 […]